駐在前の英語力

留学・駐在、グローバル部署の海外志向の皆さんの関心事の1つとして、「英語力」はどれくらいあればよいのか?ではないでしょうか。私の赴任前の英語力の状態について共有します。

目次

留学・赴任している人の語学力は?

いきなりですが、正直必要な英語力は人それぞれです。というのも、特に企業に勤務されていて海外赴任される方は社内基準というものが存在していることが多いです。明示的になっていない場合でも、不文律のようなものがありますので、すでに赴任された人に聞いてみましょう。

駐在している人の中には、「TOEIC500だった」「資格なんてなくてもブロークンイングリッシュでなんとかなる」なんて例もありますが、正直見通しが甘いと言わざるを得ません。こうした方は赴任自体をラッキーで勝ち取ったか、赴任後も適当な英語でなんとなく乗り切った人だと思います(赴任して努力した人もいるとは思いますが)

そういう意味では、留学生はIELTSやTOFELなどが入学要件になっているので素地はあるといえるでしょう

英語を身につける本質・目的にももちろんよりますが、できるだけ、現地で使われる英語を学んで機会を最大化させましょう

以降では、私の英語力の他、駐在に求められる英語力を私の目線で記載していますので参考にしてください。

管理人の英語力は?

まず、私は過去に留学経験があったり、帰国子女だったというグローバルな素養は皆無の家庭・人生でした。だからこそ、第二言語として学んできた苦労と工夫を沢山知っています。赴任前においても、たまに英語でメールを書いたり打合せに参加するくらいで、全て自分で努力してきました。

で、肝心の英語力はどれくらいかと言えば、

駐在前の英語力
  • TOEIC 990
  • 英検1級 (1回で合格)
  • [Speaking] 言いたいことはスラスラ言えるが、文法・表現・発音は未だまだ
  • [Reading] 英語の記事は読めるが、Economist/Time等の雑誌は知らない単語で苦戦しまくり
  • [Writing] メールや仕事の資料は書ける程度
  • [Listening] 会話の60 – 70 %は聞き取れる。字幕なしでの映画はほぼ無理(理解度50 -60%)くらい

です。資格面だけ見れば、日本の中ではTOPクラスだと思います。しかし、実際の4技能でいうとネイティブスピーカーとはかなりのGapがあることが分かるかと思います。

TOEIC満点でも英検1級合格してても、字幕映画は無理です。もちろん、英検1級の中には、一ノ瀬安(@Anichinose)さんのような帰国子女もいるので資格だけでは図る事はできないのですが、一般的に想像する「TOEIC満点取得者・1級取得者」とはだいぶイメージが異なるのではないでしょうか。

ただ、赴任前にオンライン会話を始めとする、会話のインプットとアウトプットはかなりしています。その意味では、Speakingに至ってはまぁまぁレベルが高いでしょう(4技能の中では)

駐在員に求められる英語力とは

状況まちまちです、というのが正解だと思いますがこんな回答だと身も蓋もないので私の視点で記載してみますと、だいたい以下の素養は必要かと思います。

駐在員に求めれる英語力
  • TOEIC 700点以上
  • TOEIC 700くらいの基礎的な単語、句動詞、熟語、コロケーションは分かる
  • 文法も同じくらいのレベル。文法書を見れば、そうだったなど理解できる
  • 言いたいことは「センテンス」で言える
  • わからないときに「わからない」「ゆっくり話して」といえる(英語力+コミュニケーション力)
  • クリアな発音・TOEICの難易度「普通」くらいの問題のリスニングであれば聞き取れる(100%でなくても)

TOEICを信じているわけではありませんが、一般的にわかりやすいと思ってTOEICを使っています。700という数字も割と適当なので、680では駄目、ということではありません。

ただ、TOEIC700くらいはすぐに頑張れば取れる点数なのでここにも達していないと正直厳しいのではと思っています。現在の英語力にもよりますが、700くらいであれば1-2ヶ月くらいで取れるはずです。

私は社内の評価や赴任を目指して高得点を取得していますが、正直700以上とったら、TOEICの勉強は終了してリアルな英語力獲得にシフトしたほうが良いと思っています。もちろん、社内の昇進の基準で800必要など個別事情はあるかと思いますが、言いたいことは、純ジャパがいくらTOEICのスコアを伸ばす勉強に傾倒しても話せるようなれない、です。

TOEICが全く役に立たないとは言いませんが、早く卒業して「英語を使う」 にいち早くシフトしたほうが絶対オススメです。

なお、私は英検1級を、働きながらも2ヶ月という短期間で合格できました。これは、勉強方法がよかった・運が良かったというよりは(実際は、私の受けた回の難易度がかなり上がって運がなかったのですが)、英検1級のための勉強をずっとしてきたのではなく、総合的な英語力を身につけることをしてきたからに他なりません。

まとめ

今回は、駐在するための英語力について私なりの視点で記載してみました。こんな英語力でもいいんだと思う人もいると思いますし、こんなにやらないと駄目なのか、という人もいるかと思います。いずれにせよ、英語ができないと同僚とうまくコミュニケーションがとれないと、頼られなくなり孤立してしまう場合もありますので高いにこしたことはありません。

今後のブログでは実際にどのような英語学習をすればよいかについて発信していきます。

英語でコミュニケーションできる幅が広がると、日々の生活や旅行がもっともっと楽しくなりますよ。
沢山英語を話して、駐在生活も楽しみましょう♪

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次