【イギリス】使ってよかった!駐在員が実際に使っている変圧器・変換器

海外赴任の準備をしていると、「海外生活には変圧器が必要」という話を聞きますよね。ただ、検索してみると安いものから高価なものまであって何を選んでいいか分からないことが多いかと思います。

この記事では、

  • 変圧器を買う必要性
  • 何を気にして購入するべきか
  • 何を購入すればよいか

について説明していきます!

目次

結論 – カシムラの変圧器

結論から言うと、以下のカシムラの変圧器を購入する事をおすすめします。

変圧器には、1000W(1000VA)や2000W(2000VA)などのタイプもありますので後述する利用する家電に合わせて選ぶ必要があります。私は、以下の2つを持ってきています。3000W1つでも良かったのですが、1000Wのものが必要だったのには理由があります。それは、

  • 3000Wタイプは重量が11kgもある
    →手で運ぶ場合は、単純に重いですし重量制限もあるので船便で送るがベストアンサー
  • 子どもも一緒に来る関係で、到着したその日からブレンダーの利用が必要
    →ブレンダーも使える、なるべく軽量・安価な変圧器が必要

でした。赴任される状況次第ですが、家族が後からくる、そもそも子ども用に特に必要がないのであれば3000W1つで事足りるかと思います。

以下、本当に買う必要があるのか?なぜ3000Wなのか、1000Wなのかについて説明します。

そもそも変圧器は必要?

私の場合、変圧器は必要でした。変圧器とは、文字の通り、「電」を「更」するアイテムです。

日本と海外ではコンセントの電圧が違います

そのため、日本専用の家電を使うには、変圧器を使って電圧を変える必要があります。電圧は国によって異なりますが、日本は100V、イギリスなどは220-230Vになります。日本製の家電は100V用に作られているものが多いため、それを海外で使うと、高い電圧に耐えきれずショートしたり、場合によっては火花が出る可能性があります。

参考 世界の代表的な国の電圧とプラグの形状

最近の家電、例えば、iPhoneやMacなどの製品は、全世界共通となっており、各国の電気事情も考えて作られていますので、変圧器は必要ありません。しかし、コンセントの形状の形が異なるので「変換器」は必要です。おすすめの変換器はこちらになります。1つあれば、日本の形のコンセントもUSBも使えるすぐれものです。

おすすめの変換器(変圧器ではありません)

上の製品は、イギリスなどのコンセント(BF型)に特化したものですが、もし複数の国や将来のことを考えると、全世界で使える変換プラグもあります。それがこちらです↓

製品そのものが、海外の電圧に対応している場合は変圧器は必要ないのですが、例えば多くの場合以下の日本製品を使いたい場合は、変圧器は必要です。

変圧器が必要なアイテム
  • 炊飯器
  • ホットプレート
  • たこ焼き器
  • フードプロセッサー
  • ブレンダー
  • ホットクック
  • ドライヤー
  • 扇風機
  • 電気ポット
  • コーヒーメーカー
  • ミシン
  • アイロン
  • バリカン
  • 暖房器具(ハロゲンヒーター)
  • 掃除機

製品によってもちろん対応している電圧が異なるので、必ずしも上の製品を利用する際には変圧器は必要とは言い切れないのでお持ちの製品の説明書などで改めて確認してみてください。説明書がない場合でも、大抵メーカーのホームページに記載してあります。

購入時に気をつける点 – 消費電力(W)

電圧(V)の他に気をつける点として、消費電力(W ワットまたはVA)があります。家電を利用する際には、電力を気にする必要があります。

ドライヤーのようなものは、一般的には消費電力の3倍程度、連続使用が30分以上のようなものは、1.25倍程度をカバーできる変圧器が推奨されています。

ドライヤーの場合、1000Wと書いてあっても実際、利用している際にはそれ以上の消費電力が発生するので、変圧器も消費電力を気にする必要があります。

ただし、調べてみれば分かると思いますが、例えば5000W対応の変圧器などは一般的ではないですし、値段も大きさも大きくなります。

総合的に考えて+実際に使ってみて、3000Wの変圧器であれば問題なく使えています。

海外赴任に「変圧器」は何個必要?

海外でどれだけ変圧器を使う必要のある家電を持っていくかに依存しますが、私の場合は2つだけ購入しました。

理由は、

  • そもそも、変圧器に挿せるコンセントが最大2つと少ないのでいくつも購入するのは
  • すべての家電をカバーするとなると何個も必要で費用がかかる
  • 変圧器を使っても壊れる家電は壊れる、であれば最初から海外の電圧対応の家電を買えば変圧器を使う必要がな

といったことから、最小限の変圧器にしました。

人のこだわりにもよりますが、どうしても「日本で愛用していた炊飯器を現地でも使いたい」ということがあれば変圧器は必要ですが、私は対応済の炊飯器を購入しました。注意点としては、これは日本では使えないという点です。ですが、上で紹介したカシムラの変圧器を通せば、100Vにできるので日本でも使えます。ただ、15000円程度のものなので、赴任終了したらそのまま捨てようと思っています。価格も高くないので、変圧器のコスト等を考えるとそのほうが合理的だと判断したからです

他にもドライヤーはAmazon UKで発売しているものを買うなどして、なるべく変圧器に依存しない製品を使うことをおすすめします。とはいえ、1つも変圧器がないと、不便なので1つは最低おすすめします。

カシムラの変圧器を選んだ理由

カシムラは、2000W以上の大容量の変圧器を作っている専門メーカー3社のうちの1社です。安全性や耐久性を考えて、日本の専門メーカー「カシムラ」製の製品を買いました。変圧器を選んだ理由は

カシムラの変圧器を選んだ理由
  • 容量は3000Wもある
  • 入力電圧220 -240V(イギリスの電圧)に対応
  • 帰任後に日本でも使える(アップダウントランス方式
  • 安心の日系メーカー
  • 安全機能付
    • 変圧器の温度が高くなったときに自動でオフになる(サーマルプロテクタ内臓
    • 家電に大電流が流れないよう守ってくれる(ヒューズ内臓)

です。すでに赴任されている先輩からの紹介もあってこちらにしました。

海外で買った海外専用家電を、帰国後にも使いたいという場合にもおすすめです。赴任前からそんなことは分からないと思いますので、こちらを購入されるのが何も心配がいらないのでよいと思います。

「電圧を下げる」機能も持つ「アップダウントランス」を買っておけば、帰任後にも使えて変圧器がムダになりません。

【注意】重量に合わせて持って行き方を考慮する必要がある

変圧器はものにもよりますが、10kgを超える重さです。家の中でも一度設置するとそこから動かすのは大変です。

赴任直後に変圧器を利用しないといけない家電がある場合は特に気をつけましょう。私の場合は、3000Wは重いので船便で、1000Wはすぐに必要だったので手荷物で運びました。

1000Wも重いので、手荷物で運ぶ場合は他の持ち物と合わせてご検討ください。

1年以上使ってみた感想

1年間使っても変圧器は壊れず、日本から持ってきた家電を利用するために現役で使っています。しかし、結構な家電はUKで購入しますのでそもそも変圧器の利用は日本から持ってきた調理器具にしか使っていません。最低限使いたいものだけに変圧器を使うという当初の作戦で満足の行く生活ができています。

生活スタイルや家族形態で異なるとは思いますが、変圧器は1〜2個あれば良いかなと思います。駐在員の中には余っている方もいますので聞いてみるのをオススメします(不要なものを引き取ってもらえるの出ればWin-Winのハズです)

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